上地一郎の琉球の祭典事務局長室！

このお祭りを作っていく中で苦労し、心掛けているのは自己満足だけのイベントにしてはならないという事です。
勿論、参加演舞者に満足して頂くのは大事であります。
しかし、それを観た観客が楽しみ満足したかは必ずしも同じではないのです。
もしかすると、観ていて飽きるつまらないものに感じるかもしれないのです。
何度も言うように我々お祭りの大事なことは、参加演舞者にどれだけの感動を与えられるかどうかです。
感動を与える要素は幾つかありますが、やはり大観衆の前で演舞する事が一番大きいと思います。
ですから、観客の集まるような魅力あるお祭りにしなければならないのです。
しかし、観客重視だけでは参加演舞者が不満足にもなりかねないという問題もあり、こちらを立てればあちらが立たず…状態になります。
どちらが欠けてもお祭りは成り立ちませんから、我々は必然と両方を満たせるようなバランスあるイベント創りに励まなければならないのです。